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2019/12/02
シンガポールで迎えた新たな人生の幕開け(3)

こんにちは。

YSこころのクリニック 

カウンセラーの白鳥です。




前回は、シンガポール日本人会で行われた

佐藤康行先生と博多一風堂創業者

河原成美社長とのジョイント講演会後の茶話会で、

私の体験を話す機会を与えていただいたこと、

そして、改めてYSメソッドに出会ってからの

奇跡のような流れに感謝したことをお話ししました。


今回はその最終回、講演会終了後から

シンガポール最終日のできごとなどお話ししたいと思います。




講演会終了後にシンガポール一風堂で、


現地の参加者と日本からの参加者が集い、


懇親会が行われた。


現地参加者の中におられたプロのバイオリニストや


そのお仲間の方も飛び入りし、


一風堂はミニコンサート会場のようになってしまった。


思いがけない心に響く音色のプレゼントに


会場は大盛り上がりで、


みんな笑顔でうれしい交流ができた。



翌シンガポール最終日、


私は郊外の日本人墓地を一人訪ねた。


2日前に佐藤先生が「からゆきさん」の話をされた。


「からゆきさん」とは明治から大正にかけ、


主に東南アジアに娼婦として


売られて行った日本人女性のことだ。


その多くは長崎県島原や熊本県天草の


農漁村の貧しい家庭の娘たちだったそうだ。


どんな思いで遠い異国の地へ


売られて行ったのか、


どんな思いで生き、死んで行ったのか、


想像するだけで胸が痛む。



かつてシンガポールで暮らしていた頃は、


私は自分の苦しみに浸り切っていて、


他人の事など考える余裕もなく、


日本人墓地の参拝など思いも寄らなかった。



「そうだ! 日本人墓地をシンガポール最後の訪問先にしよう。


からゆきさんや戦争で亡くなった多くの方たちの慰霊に行こう。


感謝と敬意を表して日本に帰ろう!」と思った。



「シンガポール日本人墓地公園」に着いた時は、


さっきまでのスコールの余韻で、


広い墓地全体がうっすらとした霧に包まれていた。


日本占領時代から終戦後にかけて葬られた戦没者や


二葉亭四迷などの大きなお墓に混じって、


それがお墓とはわからないほど小さな


無数のからゆきさん達のお墓があった。


訪問者は私ひとりだった。


ゆっくりとその小さなお墓の周囲を回り、


「ご苦労様でございました」


「ありがとうございました」


と手を合わせながら、雨上がりの静かな庭園を歩いた。


墓地という感覚は全くなかった。


時代や苦労の質は違っても、みんな同志に思えた。


悲惨を嘗め尽くしたであろう方たちに対して


同志という言葉は失礼かもしれない。


ただとても身近な存在に感じられた。


そして、次世代の私達を見守り続けてくれているのを感じた。


とても穏やかで幸せなときを過ごせたことに感謝して、


日本人墓地公園を後にした。



私のシンガポール滞在の予定は


それですべて終わるはずだったのだが ・・・



実はお墓参りに向かうタクシーの中で、携帯が鳴った。


昨日の佐藤先生の講演会で


初めてお会いしたAさんからの


ご自宅へのお誘いのお電話だった。


とても美しく上品なAさんは、


いろんなお話をもっともっとお聞きしたいと


思わずにいられない方だった。


私はタクシーでAさんのコンドミニアムへ急いだ。



夕刻、私は高層階にあるAさん宅の大きな窓から


夕陽に輝く町並みを眺めながら、


優雅なアフタヌーン・ティーをいただいていた。



その日はAさんのお誕生日だった。


何も知らずプレゼントの用意も


手土産も持たず、急ぎ現れた私を


Aさんは優しく歓待してくださった。


そしてホテルのレストランへ移動し、


美味しい食事をご馳走になった。


お誕生日の主役の方から・・・。



以前の私ならそんな非常識な状況は、


恥ずかしくて身の置き所がなかっただろう。


でも珍しく自然体で気を遣わない私でいられた。


それはAさんの優しく包み込んでくれるような


お人柄に負うところが大きいが、


他人と自分を隔てる大きな壁を


ひとつ壊せたような気がした。


Aさんのこれからの人生が愛に満ち溢れ、


ますます光り輝く人生とならんことを祈りつつ、


来春、Aさんが日本に本帰国された暁には、


Aさんの最高の人生のために


お役に立てる自分になっていたいと心から思った。




13年ぶりのシンガポール訪問は、


最後まで盛りだくさんだった。


長年の宿題を果たし、


シンガポールにお礼が言えた。


現地の日本人の方たちや日本から行った方々と


親交を深めることができた。


日本人墓地を参拝し、


日本を愛し、日本の土台を作った方たちに


感謝と敬意を表することが出来た。


女性としてお手本とすべき素敵な方との


うれしい出会いがあった。



奇跡の連続に感謝しかない。


今回お世話になった方々に、ご恩返ししたいと思った。


そして、今は目の前にいないその方たちのためにも、


目の前の方や患者様方に、


素直に全力で尽くしていきたいと思った。



佐藤先生のシンガポール講演会のお陰で、


改めていろんな方たちの愛のお陰で


今ここに生かしていただいていることに気づけた。


本当に本当にありがとうございます。


そして、忙しい中、私を笑顔でシンガポールへ送り出してくださった


宮島先生はじめ、クリニックのスタッフのみなさん、


ありがとうございました。




長い話に最後までおつき合いくださいまして、


ありがとうございました。




いよいよ冬本番ですね。


お風邪など召しませんように、ご自愛くださいませ。



今日も明日も笑顔のあなたにいっぱい出会えますように


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