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所長マイクのブログ,2019年ブログ2019/09/07

減薬・断薬の方法 16 「実体のない記憶とは」

【記憶は実体がない】

 

 

過去の記憶は、実体がありません。

 

 

実体というのは本質のことです。

 

 

記憶は、2つの要素で成り立っています。

 

 

1つは事実。

 

 

事実は実際に起こったことです。

 

 

例えば、昨日の例の「5年前にハワイへ旅行に行って、ワイキキで泳いで楽しかった」という場合、「ハワイへ旅行に行った」「ワイキキで泳いだ」というのが事実です。

 

 

そのこと自体は列記とした事実であり、変えることができません。

 

 

もう1つは、感情です。

 

 

感情は、ものごとや対象に対して抱く気持ちのことです。

 

 

安心、不安、感謝、驚愕、興奮、好奇心、性的好奇心、焦り、困惑、幸福、幸運、リラックス、緊張、責任、尊敬、欲望、勇気、恐怖、後悔、満足、不満、嫌悪、快感、恥、怨み、苦しみ、悲しみ、切なさ、感動、怒り、悩み、絶望、希望、憎悪(愛憎)、愛しさ、空虚、優越感、劣等感、嫉妬、罪悪感、殺意、など

 

 

認識や認知と言っても良いもので、これらの感情と出来事が紐付いで「出来事をどのように感じたのか?」と1つになったものがここで言う記憶です。

 

 

出来事は誰が見ても同じですが、「それをどのように感じるのか」は、人によって違います。

 

 

先の例で、「ハワイへ旅行に行った」という出来事、事実に対して、人によっては、「とにかく暑かった」「人が多かった」「飛行機が長かった」「食べ物が合わなかった」ので、二度と行きたくないと思うかも知れません。

 

 

同じ出来事でも、感じ方はまちまちです。



ある人は「楽しい」ある人は「辛い」と感じることが可能です。

 

 

ゆえに、感じ方、感情、認識は、実体がないということなのです。

 

 

「実体がない」からこそ、それを変えることが可能なのです。



出来事に対する感じ方が変わるとどうなるのか。

 

 

では、また明日。


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