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コラム2021/10/14

うつ病の原因や症状、発症した患者が見せるサイン

うつ病は、現代においても全容が解明されていない、複雑な病気です。

想像以上に私たちにとって身近な病気のひとつなのですが、その原因や症状について理解できている方はあまり多くはありません。

うつ病は本人では気づきにくい側面があり、周囲にり患が疑われる方がいた際に、気づいてあげられるかがとても大切なのです。


しかし、気づいてあげるといっても、具体的にはどんなことを知っておけばよいのか、わからないものでしょう。

そのためこの記事では、うつ病の原因や主な症状、発症した際に見せるサインについて解説します。

うつ病の原因や症状について知りたい方は、ご参考にしていただければ幸いです。

 

うつ病の原因と症状

 

ここでは、うつ病の原因と症状について解説します。

 

原因

 

うつ病の原因は、現段階ですべてが解明されているわけではありません。

しかし、さまざまな研究により、以下のようにさまざまな原因によって発生することがわかっています。


【主な原因と考えられていること】

・環境要因

・身体的要因

・性格傾向

・遺伝的要因

 

そのためここでは、上記の4要素について解説します。

 

環境要因

環境要因としては、主に以下のようなものが挙げられます。


【環境要因】

・幼少期の厳しい体験

・大切な人の死亡

・人間関係のトラブル

・家庭内の不和

・仕事や財産の喪失

・結婚や出産、就職や退職、栄転

 

上記の通り、環境要因は「大切な人の死亡」や「仕事や財産の喪失」など、ネガティブなことだけではありません。

結婚や出産、就職、栄転など、一見するとおめでたい環境の変化も、ストレスとなって発症の原因になり得るのです。

どんな変化でも、状況によってはうつ病につながってしまうと理解しておくべきでしょう。

 

身体的要因

身体的要因としては、主に以下のようなものが挙げられます。


【身体的要因】

・慢性的な疲労

・脳血管障害

・感染症

・ガンや甲状腺機能の異常

・月経前や出産後、更年期など(ホルモンバランスの変化)

・降圧薬の服用

・経口避妊薬の服用

 

上記の通り、避けることが難しいような疾患によっても、うつ病は引き起こされ得ます。

また、慢性的な疲労は現代人であれば多くの方が抱えている問題です。

うつ病が、いかに私たちにとって身近な病気であるのかがわかるでしょう。

 

性格傾向

性格傾向としては、主に以下のようなものが挙げられます。


【性格傾向】

・義務感・責任感が強い

・生真面目

・完璧主義

・凝り性

・几帳面

・仕事熱心

 

上記の通り、常に他人との関係性を気にしている方や、些細な変化を見逃せない性格の人がうつ病になりやすいと考えられます。

こうした性格の持ち主は、常に他人への配慮を気にしているため、エネルギーの消費も多い人です。

熱心に配慮して成果が出ているうちは、バランスを保てています。

しかしひとたび成果が出ない、またはエネルギーがなくなってしまうようであれば、発症の危険性が高まります。

 

遺伝的要因

遺伝的要因とは、うつ病のかかりやすさの遺伝に関することです。

うつ病は、「特定の遺伝子を受け継げば必ず発生する」というものではありません。

病気そのものが遺伝するわけではなく、複数の遺伝子が関係することによってうつ病に対する脆弱性が遺伝されてしまうのです。

 

遺伝的要因についてはまだわかっていないことも多いのですが、脳の神経伝達系の機能低下がその例だといわれています。

脆弱性を受け継いだからといって、必ずうつ病になるわけではありません。

遺伝的要因にここまで紹介した3つの要因が重なることで、うつ病になるリスクが高まると考えられます。

また、脆弱性を持たない人でも、強いストレスなどでうつ病になることはあり得るでしょう。

 

症状

 

うつ病は、発症することでさまざまな症状を引き起こします。

それらは主に「心の症状」と「身体の症状」の2つに分けられるため、ここで整理していきます。

 

心の症状
 

うつ病による精神的な症状は、以下の通りです。


【精神的な症状】

・抑うつ気分

・不安感や焦燥感

・物事に無関心になる

・イライラする

・ぼんやりすることが増える

・わけもなく落ち込む

・集中力や決断力が下がる

・外見を気にしなくなる

・口数が減る

・飲酒量が増える

 

抑うつ気分とは、わけもなく気持ちが落ち込んでしまう気分のことを指します。

物事に対して興味が持てない、悲観的になる、不安感が募るなどのネガティブな心の動きになってしまいます。

また、落ち込んだ気分から、どこかへ消えてしまいたいような気分になることもあります。

なにかをやる意欲が失せ、自分を責めるような気持ちになるのも、うつ病の精神症状です。

 

身体の症状

うつ病による身体的な症状は、以下の通りです。


【身体的な症状】

・睡眠障害

・食欲の減退

・疲労感・倦怠感

・動機・息苦しさ

・体中の痛みや重さ

・便秘・下痢

・体重減少

・口の渇き

・吐き気

・月経異常

 

うつ病により引き起こされる身体症状は、非常に多彩です。

睡眠障害や食欲減退はその代表的な症状であり、日常生活に支障をきたして非常につらい思いをします。

そのため、上記のような症状が出たら、うつ病を疑って無理せずに医師へ相談するのが一番でしょう。

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うつ病の特徴的なサイン

 

うつ病になると、表情や行動にちょっとしたサインを出します。

うつ病は本人ではどうしても気づきにくいものであり、周囲の人がサインに気づいてあげることが重要です。

そのため以下では、うつ病の特徴的なサインについて解説します。

 

特徴的な表情

 

うつ病を発症した際の特徴的な表情には、以下が挙げられます。

【特徴的な症状】

・ボーっとしている

・無表情気味

・顔色が悪い

・表情が暗い

・無理に作り笑いをしている

 

うつ病の知識がなければ、上記のサインを見てもただ元気がないとだけとしか感じないかもしれません。

特に表情は些細な変化であり、いつも一緒にいる家族や友人でなければ気づいてあげられないこともあるでしょう。

放置して重症化させないためにも、周囲の人がちょっとした表情の変化に気づいてあげることが肝心です。

大切な人だからこそ「なにか違うな……」というちょっとした違和感を大切にしてあげてください。

 

特徴的な行動

 

うつ病を発症した際の特徴的な行動には、以下が挙げられます。


【特徴的な行動】

・遅刻や欠勤が増える

・効率が悪い、ミスが目立つ

・いつも疲れた様子でいる

・口数が減る

・メールやメッセージの返信が減る

・遊びの誘いを断る

・なんとなくイライラしている

・朝や休日明けに調子が悪くなる

・身辺整理をする

 

 

うつ病になると、健康だったころには考えられないミスや行動をとってしまいます。

気づけずに放置すると、さらに症状が重症化し、脳の働きが低下して病気であることも認識できなくなってしまいます。

もし周囲の人が気づいても本人に伝えにくいときには、家族や友人など本人と信頼関係を築けている人に相談してみましょう。

 

うつ病は近年増えている? 

今回の記事ではうつ病の原因や症状、発症した患者が見せるサインについてご紹介しました。 

うつ病は本人では気づきにくいこともあり実は近年増加傾向になります。 

下の記事ではうつ病と近年の患者数のデータついて詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。


うつ病の大まかな種類や近年における患者数について 

あなたのお悩みをまずはご相談ください

 

いかがでしたでしょうか。

この記事を読むことで、うつ病の原因や症状、発症した際のサインについて理解を深めていただけたのではないかと思います。

うつ病は、本人では気づきにくい病気です。

そのため、周囲の人が小さな変化を気にかけてあげることが、なにより大切でしょう。

 

YSこころのクリニックでは、うつ病で苦しい思いをされている方に対して独自のメソッドによる治療を提供しています。

うつ病を疑う方がいれば、気兼ねなくご相談いただけたら幸いです。

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