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コラム2022/02/10

うつ病の患者数や自殺率はどのくらい?自殺の主な原因とは?

うつ病の患者数や自殺率はどのくらい?自殺の主な原因とは?

自殺で命を絶ってしまう人にはうつ病を抱えている人も多く、うつ病と自殺には深い関係があるとされています。

また、日本は世界的にも自殺者が多い国として知られていますが、具体的な自殺者の総数や自殺率はどのくらいなのかをご存じでしょうか。

本記事では、うつ病の患者や自殺者の総数、うつ病と自殺の関係などを紹介します。
不安感や憂鬱な気分が続いている方は、最後までご覧ください。


うつ病患者の総数とその傾向

  「ここ数年で、うつ病を発症する人が増えている」というニュースを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

厚生労働省が発表したデータによると、うつ病と診断されることが多い“気分障害”や“神経症性障害”などの、こころの病気を抱えている患者の数は増加傾向にあります。

その患者の総数は、2017年の時点で200万人以上いるとされていて、多くの人がうつ病に苦しんでいます。


年度別の具体的な患者数は以下のとおりです。


こころの病気を抱えている患者の推移 

年度 気分障害の患者の総数 神経症性障害の患者の総数 こころの病気の患者の総数
1996年 45.3万人 46.6万人 91.9万人
1999年 44,1万人 42.4万人 86.5万人
2002年 71.1万人 50.0万人 121.1万人
2005年 92.4万人 58.5万人 150.9万人
2008年 104.1万人 58.9万人 163万人
2011年 95.8万人 57.1万人 152.9万人
2014年 111.6万人 72.4万人 184.0万人
2017年 127.6万人 83.3万人 210.9万人

参照元:厚生労働省「こころの病気の患者数の状況」


上記の表を見ると分かるように、こころの病気を抱える患者の数は年々増えています。

気分障害の患者数は20年ほどで約3倍、神経症性障害の患者数は約2倍にまで増加していています。

 

 自殺者の総数や自殺率とその傾向

「日本は自殺者の数が多い」という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

警察庁が公表したデータによると、近年では自殺者の総数は減少傾向にあります。

 

しかし、2020年の自殺者の総数は、前年度よりも912人多い21,081人に増加しています。

また、人口10万人あたりの年間自殺者数を示す「自殺率」も近年では減少傾向にありましたが、2020年の自殺率は、前年度よりも0.7人多い16.7人に増加しているのです。

 

具体的な自殺者の総数と自殺率は以下のとおりです。

 

自殺者の総数や自殺率の推移         

年度 自殺者の総数 自殺率
1996年 23,104人 18.4人
1999年 33,048人 26.1人
2002年 32,143人 25.2人
2005年 32,552人 25.5人
2008年 32,249人 25.2人
2011年 30,651人 24.0人
2014年 25,427人 20.0人
2017年 21,321人 16.8人
2019年 20,169人 16.0人
2020年 21,081人 16.7人


参照元:警察庁「令和3年中における自殺の状況」


上記の表を見ると分かるように、自殺者の総数や自殺率は近年では減少傾向にあります。

しかし、コロナウイルスの影響による失業や強いストレスなど、さまざまな原因が重なったことにより、 2020年には自殺者の総数と自殺率が2019年を上回りました。


自殺する原因のなかでもっとも多いものとは?

厚生労働省が発表したデータによると、自殺の原因は健康問題や経済的な問題、人間関係のトラブルなどが深く関連していることが分かります。

なかでも、健康問題が自殺の原因になることは多く、数ある自殺の原因のなかでもっとも多い理由となっています。

 

健康問題が関連した自殺の原因は以下のとおりです。

 

健康問題が関連した自殺の原因

 

病気の症状 男性の自殺者の総数 女性の自殺者の総数 自殺者の総数
身体の病気 2,214人 1,044人 3,258人
うつ病 2.230人 1,983人 4,213人
統合失調症 491人 474人 965人
その他の精神疾患 685人 592人 1,277人
総数 5,620人 4,093人 9,713人

健康問題が関連した自殺の原因において、うつ病の患者の割合は4割以上あることから、うつ病は自殺と強い結びつきのある危険な病気だといえるでしょう。


うつ病と自殺の関係性

うつ病は気持ちが不安になるだけではなく、判断力が低下することで冷静な選択ができなくなるという症状があります。


たとえば、会社でとても辛いことがあった場合、通常の思考であれば退職や休職をします。

しかし、うつ病で判断力が低下して心に余裕がなくなると、「仕事が辛いから死んで楽になりたい」といったように自殺を考えるようになるのです。


また、うつ病の主な症状には“常に不安な気持ちが続いている持続する”というものがあります。

しかし、上記の症状が悪化すると「死ぬことで不安な気持ちをなくしたい」のように、自殺に関連した考えに発展することがあります。


うつ病と自殺の関係性に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

周りにうつ病の方がいらっしゃいましたら、是非参考にしていただきたいです。


うつ病と自殺の関係性とは?自殺のサインや診断基準を紹介


日本の自殺率の高さはうつ病が主な原因と考えられる

いかがでしたでしょうか。

うつ病の患者数は年々増加傾向にあり、うつ病と自殺には深い関係があるとされています。

うつ病による自殺の理由は健康問題が関連したものがもっとも多く、その健康問題において、実に4割以上の人がうつ病を発症しています。

うつ病は、悪化することで自殺に繋がる可能性がある病気なので、もし精神的に不安な状態が続いている場合は早めに心療内科で治療を受けてください。

YSこころのクリニックでは、心の自然治癒力を引き出す治療法で、うつ病治療を行っています。
落ち込んだ気分が続いていて精神的に辛い方は、どうか一人で悩まずにご相談ください。

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