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所長マイクのブログ,2019年ブログ2019/08/04
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「京アニ」と「天気の子」
2019年7月18日、日本全国に激震が走る戦後最悪と言われる事件が発生しました。
35人もの尊い命が奪われた京都アニメーション放火事件です。
目を疑うニュース報道は、とても信じがたい内容の連続でした。
個人的には、別の意味で注目していたアニメ業界に激震が走りました。
それは、あの新海誠のアニメ映画「天気の子」の封切り日前日のことだったからです。
国内の興行収入250億という空前のヒットとなり、海外での邦画としてはダントツという実績を作った新海誠監督の前作「君の名は」は、アニメ業界に旋風を巻き起こしました。
それから3年、アニメファンからも期待され、今か今かと待ち望んでいた最新作「天気の子」の公開がいよいよ明日に迫ってきていた矢先でした。
自分は特にアニメのファンと言うわけではないのですが、制作から完成までの様々なストーリーや細かな情報を息子のルークから聞いていたため、興味を持ったのでした。
実は、息子のルークはプロのアニメーターで今回新海誠の「天気の子」の原画を担当させてもらっています。
妻と一緒に映画館へ出かけて見てみると、確かに映画のエンドロールにも名前が出ていましたので、本当のようです。(笑)
エンドロールで息子の名前を探す親バカな我々ならまだしも、誰一人席を立つ人がいなかったことに驚きました。
映画鑑賞では、常識なのかも知れませんが、その時、明らかに、会場にいた全ての人に京アニのスタッフの方々を想う意識が背景にはあったのではないかと感じました。
息子のルークが、アニメーター志望し高校卒業後アニメーターの養成専門学校に入り、プロの道を歩み始めるとき、就職先の第1候補が京アニでした。
本人は「もし受かれば、絶対に京アニへ行く」と言っていたほどでした。
結局、まず地元東京で腕を磨いてということで、地元の大手アニメ会社に就職したのです。
数年後現在の会社へ移籍し、今回の「天気の子」の原画を担当することになったのです。
アニメーターは、業務委託で仕事を請け負う形が一般的な業界の中で、京アニは、業界では珍しく給与制としており競争率も高いはずです。
アニメーターの方々に素晴らしい環境を提供している京アニで、これからも京アニ独自と言われる世界観を醸し出すアニメを創って欲しいと願います。
被災された方々、ご家族の方々には、心の傷、トラウマのケアが始まったとニュースで聞きました。
できれば、佐藤康行メソッドがお役に立てれば幸いという気持ちです。
亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。
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