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所長マイクのブログ,2019年ブログ2019/08/12

精神鑑定から見えること


昨日からの続きです。

 


精神鑑定のカウンセリングで生育歴を遡って聞いていくと浮き彫りになってくるのが、両親との関係です。

 


まず間違いなく該当します。

 


1988年から1989年まで4人の幼女を誘拐、殺害した東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の容疑者として逮捕・起訴され、死刑判決が確定した宮崎勤の精神鑑定が出版されています。

 


精神鑑定については、第一次慶応大鑑定では境界型人格障害、第二次東大助教授鑑定では多重人格障害とのことでした。

 


また、2001年大阪教育大付属池田小学校に乱入し、児童8人を殺害、児童13人、教諭2人に重軽傷を負わせた事件の犯人、宅間守の精神鑑定書も出版されています。

 


宅間守も、精神疾患と診断され20年もの通院歴を持っていたとのことです。

 


様々な角度で検証され、カウンセリングを通して明らかにクローズアップされるのが、生い立ち、家庭環境の問題です。

 


興味のある方は一読される事をお薦めします。

 


多くの事件の被疑者には精神疾患が潜んでおり、その精神疾患には生育歴、両親との関係が潜んでいる可能性が実に高いと言うわけです。

 


人は、このように生れながらに親や先祖から遺伝子で引継いだ「性質」と、生後に育つ環境で培われる「性格」で人格が決まってきます。



その人格で物事を判断して、言動、行動します。



どのように判断するのか、そしてどのように行動するのか。



それは、性質、性格に刻み混まれた過去の記憶によって決まってしまうと言っても過言ではないのです。



YSメソッドの開発者:佐藤康行先生はこのように言われます

 


たとえ残虐犯だとしても生後から生育歴をドキュメンタリー映像で見たとしたら、誰でもそのような環境だとそのようになってしまう可能性は否定できないだろうと。

 


「三つ子の魂100までも」と言われるように、生後の両親との関係が、その人の性格形成に最も影響を与えているのです。

 

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