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コラム2021/11/14

うつ病の初期症状で泣いてしまう理由について解説

理由はわからないけど涙もろくてよく泣いてしまうのは、もしかしたらうつ病の初期症状かもしれません。

ホルモンバランスの乱れや情緒不安定になっているだけと軽くみていると後々後悔してしまうかもしれないですよ。

 

今回は、うつ病と涙の関係性についてわかりやすく解説します。

うつの初期症状のチェックリストをはじめ、病院にかかる基準についても触れます。


最近情緒が安定しないなと感じている方は必見ですよ。

 

すぐに泣いてしまうのはうつ病の初期症状かも

 

現代病ともいわれている「うつ病」は、今や日本国民の15人に1人の割合でかかる病です。

このように誰でもなりえる病であるうつ病ですが、早めに対処することで元のような生活を送れます。

 

そこでここからは、うつ病の初期症状について解説します。

次のような症状が続いている場合は注意が必要です。


いくつ当てはまるかを考えながらチェックしてくださいね。

 

【うつ病の初期症状チェックリスト】

1. 憂鬱で気持ちが晴れない

2. やる気や興味関心がない

3. 自己嫌悪が激しくなる

4. 意味もなくイライラしてしまう

5. 思うように会話ができなくなる

6. 思考力が落ち、意思決定がしにくくなる

7. 死にたいと思うようになる

8. 涙もろくなる

9. お酒やタバコの量が極端に増える

10. 常にソワソワとしていて落ち着きがない

11. 表情が暗く笑顔がない

12. 食欲がない

13. 不眠症状が続いている

14. 疲れやすく身体がだるい

 

うつ病の初期症状である気持ちの変化はご自身にしかわかりませんが、周囲の方からみて違和感のある変化もたくさんあります。

涙もろいのもその変化のうちのひとつ。

該当する項目が多ければ多いほどうつ病の可能性が高いです。

 


うつ病をセルフチェックしたい方はこちらもご利用ください。

うつ病の簡易テスト >


メンタル面の症状

うつ病の初期症状は気持ちの部分でかなり変化がみられます。
うつ病と聞いてイメージする状態は「気分が沈んでいる」といった状態かと思います。

これは、抗うつ状態といった状態です。 この抗うつ状態が続いてしまうと、すぐ泣いてしまうなどの症状が現れます。
急に強い不安が襲い、気分が沈んでいる状態のときは、訳も分からず泣いてしまう場合もあります。

身体にあらわれる症状

うつ病と涙はかなり密接な関係を持っていると言われています。
よく、泣いてスッキリした経験はありませんか? これは、有害物質を体から排除する働きが理由です。

人間は、発散しきれないストレスを抱えたとき、ストレスを有害物質と認識します。
そしてその有害物質を、涙を通して体から排除する傾向があると言われています。
最近すぐに泣いてしまう人は、ストレスを脳が有害物質と認識している可能性が高いです。

またうつ病は、脳内のホルモンバランスを崩し、セロトニンなどの心のバランスを保つための機能を低下させます。
それにより、ストレスを有害物質と認識していた機能もバランスを崩してしまいます。
そのため少しの出来事でも、すぐ泣いてしまうなどの症状が現れるのです。

周囲から見て分かる症状

うつ病を発症していると周りからはどのように見られているのでしょうか。
 主に、表情が暗かったり、涙もろくなったりして今にも泣いてしまいそうな悲しい表情に見えるそうです。
そのため周りから、「大丈夫?」「何かあった?」など声を掛けられるかもしれません。

そのときは、「大丈夫」と受け流すのではなく、「助けて」と素直に伝えましょう。
あなたを心配して声を掛けてくれている人です。 大切にしてください。

うつ病かもしれない初期症状の期間

気分の落ち込みが激しかったり、気が重く感じたりする場合は、うつ病を発症している可能性があります。
しかし誰にでもそういった日はあります。

では、うつ病と認識するにはどのくらいの期間が掛かるのでしょうか。
うつ病の症状は人によって異なります。
 すぐ泣いてしまうなどの気持ちの面が初期症状として表れている場合は、数週間続くとされています。

泣いてしまう日が、数日から数週間と続いているようであればうつ病を疑いましょう。

初期症状が確認できた時の対処法

うつ病だと確認できた場合、すぐに医療機関でカウンセリングを受けましょう。

うつ病は早期治療がとても大切な病気です。
重症化するにつれて、社会機能が低下し、私生活にも影響が出てきます。
また治療には長期的な時間が必要となり、完治するまでに時間がかかります。

そのため、少しでもおかしいなと感じたら、精神疾患病を診てくれる医療機関を受診しましょう
専門医から、うつ病との向き合い方や治療方法を学びましょう。
どうしても病院に行くのが恥ずかしいと感じて受診できない場合は、ご自身にあった対処方法を探してみましょう。

手軽に取り組めそうな治療方法は運動療法になります。
こちらは、早歩きのジョギングやサイクリングなど、中等度以上の運動を3日以上行う治療法です。
運動には、幸せホルモンと言われている、セロトニンの分泌が安定する効果があります。

セロトニンの分泌が安定すると、精神的な部分が安定して、突然泣いてしまうなどの症状が抑えられます。
そのため運動療法を行うのは、うつ病の治療にとってはかなり有効です。

運動療法と併せて、生活習慣も見直しましょう。
生活習慣が乱れているとうつ病が悪化しやすい傾向があります。
早寝早起きやバランスの取れた食事など、規則正しい生活を意識してみましょう。

「生活の乱れは心の乱れ」といった言葉があるように、心が乱れている時は生活も乱れている場合があります。
すべてを一気に取り入れてしまうと、逆にストレスに感じてしまいます。

自分ができる範囲で少しずつ取り入れてみましょう。

うつ病と涙の関係性

 


人は悲しいときや悔しいときだけでなく、感動したときや嬉しいときにも涙を流しますよね。

涙を流すことは、自分では抑えきれない感情やストレスを泣くことで身体の外に排出する役割を持っています。

そのため、泣くことは気持ちをリセットするために非常に大切な役割を果たしているのです。

 

うつ病になることで自律神経が乱れてしまうと同時に、脳内ホルモンのバランスも乱れてしまいます。

また、多くのストレスがかかることで、感情を作り出す機能が正常に働かなくなります。

そのため、感情のコントロールを上手にできなくなってしまう場合が非常に多くあるのです。

 

このように、感情をうまくコントロールできないことで、ちょっとしたことでも涙を流すことや理由もなく泣いてしまうなどのうつ病の初期症状が現れるのです。

 

病院を受診する目安とは

 

ご自分で少しでも違和感がある場合は病院を受診するサイン。

うつ病の症状が進行してしまうことで、死を意識してしまう可能性が非常に高くなります。

最悪の事態を防ぐためにも、なるべく初期の段階で病院にかかることが鉄則です。

 

あくまで目安ではありますが、うつ病の初期症状が1日中続く状態が2週間以上続く場合はうつ病の可能性があります。

その場合は、早めに病院を受診しましょう。

 

どの病院を受診すべきかわからないという方は、お住まいの自治体にある保健所や保健センターに相談してみましょう。

ご自宅の近くにある精神科などを紹介してくれるので参考になりますよ。

 


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まとめ:「あなたのお悩みをまずはご相談ください」

 

うつ病の初期症状と涙とうつ病の関係性について解説しました。ご自分の状態を客観的にみて、涙もろくなっていないか、そしてそのほかの初期症状が該当しないかを確認してみましょう。少しでも違和感がある場合は、躊躇せずに病院を受診してくださいね。

 

都内近郊にお住まいの方は、ぜひYSこころのクリニックにご相談ください。うつ病治療の多数の実績と独自の治療メソッドで寛解率90%を誇ります。保険治療で受けていただけますので、うつ病を克服したい方はお気軽にお問い合わせください。

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