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コラム2022/05/31
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うつ病になる方の割合とは?うつ病のサインも紹介
うつ病になる方の割合とは?うつ病のサインも紹介
うつ病になる方の割合やうつ病のサインがどのようなものなのか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
自分の精神状態がうつ病なのかどうか、専門家に相談する前に確認しておきたいですよね。
本記事では、一生のうちにうつ病になった人の割合を示す生涯有病率や、うつ病のサインを紹介します。
うつ病になる方の割合や症状を詳しく知っておきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
うつ病の生涯有病率の割合
生涯有病率とは、生涯にうつ病になったことがある人の症例数のことです。
厚生労働省の国内調査では、DSM-IV(米国の診断基準)とICD-10(世界保健機関の分類)診断の2つをもとに、それぞれの生涯有病率が公開されています。
DSM-IVではうつ病の生涯有病率は6.5%であり、ICD-10では7.5%であるという結果が出ています。
上記の結果より、およそ15人に1人の割合でうつ病を経験していることが判明しました。
また、男性よりも女性のほうがうつ病になりやすいといわれており、国内だけではなく海外でも同様の傾向にあります。
女性のほうがうつ病になりやすい理由としては、女性ホルモンの増加や妊娠・出産をする若年層に多くみられるためです。
参考文献:国土交通省「うつ病対策推進方策マニュアル 2.うつ病を知る」
こちらの記事では、妊娠によって引き起こされるうつ病の原因と対処方法を解説しています。
妊娠中で気持ちが不安定になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
うつ病の過去12か月の有病率の割合
厚生労働省の国内調査では、DSM-IV(米国の診断基準)とICD-10(世界保健機関の分類)をもとにした過去12か月の有病率も公開されています。
DSM-IVでは、過去12か月の有病率は2.2%、ICD-10でも2.2%と、どちらも同じ有病率です。
これらのデータから、過去12か月では、およそ50人に1人の割合でうつ病を経験していたということが分かります。
うつ病のサイン
うつ病のサインには、自分が気づける症状として表れるサインと、周囲の人が気づけるサインの2つに分けられます。
それぞれ、どのようなサインがあるのかを詳しく紹介します。
自分が気づける症状として表れるサイン
うつ病になると、いくつか自分で気づけるサインが現れます。
具体的なサインは以下のとおりです。
自分で気づけるうつ病の症状
- ・なにをしていても楽しいと感じない
- ・1日中気分が上がらない
- ・物事を否定的に捉える
- ・人との関わりを持たなくなる
- ・自分の価値がないと感じる
上記のような症状が長く続いている場合には、うつ病である可能性があります。
もし、これらの症状に自覚がある場合は、早めに専門家に相談しましょう。
周囲の人が気づけるサイン
うつ病のサインは、周囲の人が気づける場合もあるため、いつもと違うと感じる人がいれば声をかけてあげましょう。
周りから見て気づける具体的なサインは、以下のとおりです。
周囲の人でも分かるうつ病のサイン
- ・ずっと表情が暗い
- ・以前より涙もろくなった
- ・自分を責めている
- ・落ち着かないことが多い
- ・以前より飲酒の量が増えた
上記の症状に当てはまる人が周りにいるときは、うつ病で苦しんでいる可能性があります。
声をかけてあげることや専門家を紹介することなど、相談できる環境を用意してあげましょう。
うつ病発症の要因
うつ病が発症する原因は明らかになっていませんが、脳に負担がかかって、脳自体が不調になることが原因の1つではないかとされています。
うつ病は、身体的ストレスや精神的ストレスとして負担になりやすいことや、つらい出来事がきっかけで起こることが多いです。
一方で、嬉しい出来事が起きたあとにも発症する場合があるため、注意しなければなりません。
うつ病にならないためにも、できるだけストレスをため込みすぎないようにしましょう。
うつ病は過去12か月でおよそ50人に1人の割合で発症している
いかがでしたでしょうか?
厚生労働省の調査結果では、生涯でうつ病になった人はおよそ15人に1人、12か月のうちにうつ病を経験した人はおよそ50人に1人の割合であることが分かりました。
うつ病には、自分が気づける症状として表れるサイン、周囲の人が気づけるサインに分けることができます。
気分が落ち込んでいたりつねに自分を責めたりする場合など、普段の状態と異なる状態が続いているときにはうつ病である可能性が高いです。
自覚症状がある方や周りに気になる人がいる方は、専門家へ相談することをおすすめします。
YSこころのクリニックでは、うつ病の治療を行っています。
寛解率の割合は90%以上ですので、お困りの方はぜひお気軽にご相談ください。
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