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コラム2022/05/31

妊娠によって引き起こされるうつ病の原因と対処方法を解説

妊娠によって引き起こされるうつ病の原因と対処方法を解説

 

妊娠は人生において大きな出来事の1つであり、新しい命を授かったという幸せを感じる時期ですよね。

しかし、幸せな時期であると同時に、妊娠中は女性にとってうつ病になりやすい時期でもあります。

 

そこで今回は、妊娠によって引き起こされるうつ病の原因と対処方法を解説します。

妊娠中で気持ちが不安定になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

妊娠にともなううつ病とは?

 

女性は男性と比べてうつ病になりやすいといわれており、女性が一生のなかでうつ病を発症する割合は男性の約2倍というデータもあります。

 

そのなかでもとくに妊娠中は、さまざまなストレスからうつ病を発症すると考えられています。

 

妊婦がうつ病になると、自分の置かれている状況や自分自身を悪く捉える傾向があり、「自分は母親失格」というような自分を責める気持ちが強くなります。

妊娠中にうつ病を発症した場合、胎内の赤ちゃんへの影響や産後の子育てにまで悪影響が出てしまうので、発症した時点で適切な治療や周りのサポートが必要です。

 

妊娠によってうつ病になる原因

 

妊娠によってうつ病になる原因には、身体的なストレスと精神的なストレスの2つがあります。

これらの2つのストレスが重なることが脳への負担となり、脳の機能障害が起こると妊娠中にうつ病を発症すると考えられています。

 

妊娠中にうつ病を発症する原因であるストレスを、以下にまとめました。

 

妊娠中の身体的・精神的なストレス

  • ・つわりや食欲不振
  • ・腹部が大きくなるなどの体型の変化
  • ・ホルモンによる気分の落ち込み
  • ・出産や子育ての不安
  • ・母親・妻としての責任
  • ・不十分な周りのサポート環境

 

妊娠によるうつ病は、妊娠初期に発症するといわれています。

なぜなら、妊娠中の身体的なストレスは妊娠初期にとくに起こりやすく、その期間を過ぎると軽減することが多いからです。

 

また、妊娠中の精神的なストレスは、妊婦が自ら訴えなければ周りに気づいてもらえない場合がほとんどですが、不安を周りに伝えられていない妊婦が多いという現状です。

 

妊娠にともなううつ病の症状

 

妊娠にともなううつ病の症状には、どのようなものがあるのでしょうか。

主に、妊娠によって、以下のような症状が現れるといわれます。

 

妊娠にともなううつ病の主な症状

  • ・気持ちが落ち込みやすく涙もろくなる
  • ・無気力になり何をしても楽しくない
  • ・他人との交流が面倒に感じる
  • ・すぐにイライラして集中力が低下する
  • ・寝つきが悪くなる
  • ・食欲がなくなる

 

上記の症状は妊娠中だけではなく、一般的なうつ病の症状としても現れるものです。

 

しかし、妊娠中にこのような症状が現れると「赤ちゃんを育てる自信が持てない」「どうして自分だけつらい思いをするのか」などと感じてしまいます。

そして、1人で抱え込んだまま自分の弱さを責め続けてしまうと、睡眠不足や食欲不振などの影響が出てくるでしょう。

 

その結果、さらに妊娠中のうつ病が進行するという悪循環が引き起こされます。

 

妊娠中にうつ病かもしれないと思った際の対処方法

 

妊娠中の身体的・精神的ストレスが積み重なることで、妊娠中のうつ病が引き起こされます。

妊娠中のうつ病を進行させないためには、早めに対処することが大切です。

 

そこでここからは、妊娠中にうつ病かもしれないと思った場合の対処方法を3つ紹介します。

 

方法@規則正しい生活を送る

 

早寝早起きや栄養バランスの取れた食事は、精神を安定させます。

 

妊娠中は、寝つきの悪さによる睡眠不足やつわりによる偏食などが起こりやすいです。

睡眠や食生活が乱れることで、精神的な不安定さをより一層もたらします。

 

そのため、できるだけ起床時間と就寝時間を一定にし、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

 

方法A1人で悩まずに周りに協力してもらう

 

妊娠中の女性は、仕事と家庭のほかに自分の身体のことを常に考えて生活しなければなりません。

そのため、いつも以上にストレスが溜まりやすい状態であり、うつ病を引き起こしてしまう可能性があります。

 

仕事においては上司や同僚に業務量などの相談をし、家庭においてはパートナーや親に家事などのサポートをお願いしてみるとよいでしょう。

 

また、些細なことだと思ったとしても妊娠中の心配や不安は、母親や友人ですでに出産をしている方などの身近な人に相談してみてはいかがでしょうか。

 

方法B医療機関を受診する

 

うつ病になった妊婦を治療する際は、納得のいく治療方法を専門医と話し合って決めることが重要です。

うつ病の治療は薬を使った薬物治療だけではなく、カウンセリングや薬を使わない非薬物療法もあります。

 

自分に適した治療方法を見つけるために、産婦人科だけではなく心療内科などを受診し専門医に相談しましょう。

 

こちらの記事では、うつ病かもしれないと感じた際に訪れる医療機関をご紹介しています。

不安な方がいらっしゃいましたら、ぜひご参照ください。


うつ病かもと感じたらどこで受診する?うつ病のサポート制度をご紹介


うつ病の妊婦に対する治療方法

 

妊娠中にうつ病になったときには、適切な治療を早期に受けることが重要です。

ここからは、うつ病の妊婦に対する治療方法を2つ紹介します。

 

薬物治療

 

うつ病の治療には、抗うつ薬や抗不安薬などの治療薬を症状に合わせて服用することが一般的です。

しかし、妊娠中は胎内の赤ちゃんへの影響を心配して、薬物治療を行うことに抵抗を感じる方がほとんどです。

 

治療薬のなかには、妊娠中も比較的安全に服用できるものもありますが、服用に注意が必要なものもあります。

一方で、自分に適した治療が行われないと、胎内の赤ちゃんにうつ状態や不安が伝わり、発育不全などの影響を与えてしまうかもしれません。

 

そのため、専門医と相談して薬の種類や服用の時期などをよく検討し、慎重に治療方法を選択しましょう。

 

非薬物療法

 

薬物療法は、カウンセリングなどだけでは効果が出ない重度のうつ病の方に行う治療方法です。

うつ病の症状が軽度から中程度の場合は、心理療法(認知行動療法)を行うことが可能です。

 

認知行動療法では、妊娠による不安やつらさなどで混乱した頭の中を一つひとつ整理し、妊婦自身が自分の強みに気づけるように促します。

認知と行動パターンを振り返り、環境に適応できる行動と考え方に変えていきます。

 

また、パートナーや家族などの周りのサポート体制が不十分なときには、サポート体制を整えなければなりません。

妊娠中の女性にとって、どのようなサポートが必要なのかを改めて考え、安心して出産や子育てができる環境を整えることをおすすめします。

 

妊娠中はうつ病になりやすい時期でもあるためストレスを溜めないことが重要

 

いかがでしたでしょうか?

 

妊娠中は幸せな時期であると同時に、女性にとってうつ病になりやすい時期でもあります。

 

妊娠中の身体的・精神的ストレスが積み重なることで、妊娠中のうつ病が引き起こされます。

妊娠中にうつ病を発症すると、胎内の赤ちゃんへの影響や産後の子育てにまで悪影響が出てしまうので、適切な治療や周りのサポートが必要です。

 

妊娠中にうつ病の治療をする際は、納得のいく治療方法を専門医と話し合って決めましょう。

 

YSこころのクリニックではうつ病治療を適切に行える環境を整えており、薬を使わない治療方法を提供しています。

健康保険も適用しているため、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

 

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