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うつ病で入院するのは可能？入院のメリットとデメリットについて

コラム2021/08/20: うつ病で入院するのは可能？入院のメリットとデメリットについて

うつ病で入院するのは可能？知っておきたい入院のメリットとデメリットについて

うつ病を治療するためには、精神科の病院に通院することがほとんどです。

しかし、重篤な症状になると入院措置をとって治療をするケースもあります。

うつ病で入院が必要となる場合は、どのような状況なのでしょうか。

入院してうつ病を治療するメリットやデメリットを把握しておくと、いざという時に安心です。

本記事では、うつ病で入院するケースについてメリットやデメリットを踏まえて解説します。

うつ病による入院に不安を抱えている方はぜひ参考にしてみてください。

うつ病で入院はできる？

うつ病の治療は、基本的に数ヶ月を超える長い期間の治療が必要とされます。

中には、何年もかけてじっくり治さなければならないケースもあるでしょう。

そのため、通院を選ぶ人が多いのも事実です。

しかし、自殺念慮があったり著しく衰弱していたりする場合は、病院側から入院を検討されるのが通例です。

また、普段の生活環境が通院での療養に適さない場合も、同じく入院を提案されることがあります。

これらは、医師の判断による入院であり、うつ病の患者側の希望による入院は、それぞれの病院によって基準が異なるでしょう。

うつ病で入院するメリットとデメリット

入院してうつ病の治療することに不安を抱く人も少なくはありません。

しかし、入院して適切な治療を行うことでより早くうつ病を克服できる可能性も十分にあります。

とはいえ、何事もメリットがあればデメリットがあることも把握しておくことが大切です。

うつ病で入院治療する場合のメリットとデメリットについて、それぞれ紐解いていきます。

うつ病で入院するメリット

うつ病を入院して治療するメリットは、何と言っても治療に集中できる点にあります。

通院して治療する場合は、たとえ仕事や学校を休んで治療に専念したとしても、家事や買い物など生活をする上での行動をせざるを得ません。

つまり、治療以外のことを行う必要があり、結果的には専念できない可能性があります。

しかし、入院することで、治療以外のことに気をとられることなく回復へ向けて専念できるでしょう。

また、専門的な医療スタッフによるしっかりとしたケアが得られるため、より正確で細やかな診断を得ることが可能です。

加えて、サポートする家族の負担が減るのも、入院してうつ病を治療するメリットと言えます。

うつ病で入院するデメリット

うつ病で入院すると、通院時よりもお金がかかります。

さらに、仕事を休んでいるため、収入も減ってしまう点は大きなデメリットとなるでしょう。

また、自分以外にもうつ病で入院している患者さんがいるため、ある程度の集団生活が強いられるのは否めません。

一人で過ごしたい人にとって、入院生活は苦痛に感じる可能性もあるでしょう。

普段の生活とは違う環境の中での治療であり、初めのうちは慣れないことが多いのもデメリットと言えます。

うつ病で入院した場合の入院費について

うつ病の治療期間は、それぞれの状態によって異なります。

そのため、入院費についても一概には言えません。

2018年に厚生労働省が実施した「医療給付実態調査」によると、うつ病の入院における保険適用前の平均費用は約39万円となっています。

たとえば、3割負担になっている場合は、実質の支払いが11万7千円程度になるでしょう。

これは、純粋な入院費であり、加えてそれぞれが受ける療養費用や食事代、雑費等も必要となります。

出典：厚生労働省「医療給付実態調査」：https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003229680

躁うつ病ってどんな病気？

うつ病の入院で知っておきたいメリットデメリットについてご紹介しました。
重篤な症状になると入院措置をとってしっかり治療をするケースも多いのがうつ病の治療です。

また躁うつ病は、うつ病と同じと考えられがちですが、実は全く別の病気で診断が難しい病気です。
下の記事では躁うつ病とうつ病の見分け方について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

躁うつ病ってどんな病気？原因や特徴を徹底解説