最新のうつ病治療なら東京駅前・日本橋の心療内科 YSこころのクリニック

ブログ

  • TOP
  • ブログ
  • 日中眠くなる方へ!その理由と対処法について解説
コラム2021/10/14

日中眠くなる方へ!その理由と対処法について解説

「夜ちゃんと布団に入っているのに、日中になると眠い……」

上記のように感じている方は、少なくないのではないでしょうか。

日中急激に眠くなってしまうと、日常生活に支障をきたしてしまいます。

しかし、その原因がはっきりしなければ、余計に悩みが大きくなってしまうものです。


過眠を引き起こす可能性がある疾患にはさまざまな種類があり、自分がどの原因に当てはまるのか確認することが大切です。

そのためこの記事では、うつ病をはじめとする、日中眠い状態になる過眠を引き起こす主な疾患について解説します。


過眠に悩まされている方は、ご参考にしていただければ幸いです。

 

過眠とは

過眠とは、日中に過度な眠気がある方を指します。
日中に眠くなる経験は、誰にでも当てはまるのではないでしょうか。

しかし過眠は、その頻度が非常に多く、最悪の場合、日常生活にも影響が出てきます。
眠気が襲ってくる頻度や、強さが非常に高い場合は注意が必要です。

また過眠は、睡眠障害の症状の一つでもあります。
そのまま放置しておくと、うつ病やその他の精神疾患病を併発する可能性があります
睡眠時間はしっかりと確保できているのに、強烈な眠気が襲ってくる方は、1度心療内科を受診してみましょう。


過眠の原因となり得る主な疾患

 


ここでは、過眠の原因となり得る主な疾患にて紹介します。

過眠が引き起こされるのは、脳内の覚醒維持機能の異常か、何らかの原因で夜間によく眠れていないことが原因と考えられます。

 

うつ病

 

過眠の原因としてまず挙げられるのが、うつ病です。

うつ病には抑うつ気分や興味の喪失などのこころのトラブルだけでなく、睡眠障害や食欲不振などの体のトラブルにもつながります。

実際にうつ病と診断される方のなかにも睡眠障害に悩まされている方は多く、そのひとつに過眠症も含まれているのです。

うつ病の場合、何らかのトラブルが起きていても、はっきりとうつ病のせいだと判断できないことも多々あります。

また、うつ病の治療のために服用している抗うつ剤や抗不安剤などの作用で、眠気が起きることもあります。

 

ナルコレプシー

 

ナルコレプシーは、脳の神経細胞に障害が発生してしまう病気です。

とても耐えられないレベルの眠気が出たり、食事中や歩行中など通常では考えられないタイミングでの居眠りが発生したりします。

数分〜数十分程度の短期睡眠ののちに覚醒するのが特徴であり、目覚めると一気にすっきりした感覚になります。

日常生活に支障をきたす、厄介な病気です。


神経ペプチドであるオレキシンを作る出す神経細胞の変性・脱落により、覚醒した状態を保てなくなるのが原因とされています。

思春期に発症した後、徐々に症状が進展していくのが多いパターンです。

 

睡眠時無呼吸症候群

 

睡眠中に咽頭喉頭周囲の筋肉が弛緩し、気道を閉塞してしまう病気です。

気道がふさがるために脳が危険を感じ、結果として何度も覚醒してしまいます。

大きないびきと無呼吸を繰り返すため、はたから見ると熟睡しているようにも見えるでしょう。


しかし、実際には何度も覚醒してしまっているため十分な睡眠がとれておらず、寝不足状態になってしまいます。

肥満による気道周りの脂肪のつきすぎや、ストレスに起因する脳の異常などが主な原因です。

生活習慣の改善や、マウスピースの活用などが改善方法として挙げられます。

 

自律神経失調症

 

自律神経とは、循環器や消化器、呼吸器などの活動をコントロールするために自動的に活動する神経のことです。

交感神経と副交感神経の働きの乱れにより、日中に急激な眠気を感じるようになります。

夜型の生活を送っている人やストレスをためやすい人、食生活が乱れている人などが発症しやすいといわれています。

日中の眠気のほか、めまいや疲れやすさ、冷えや頭痛、耳鳴りなどの症状も発生します。

 

うつ病と睡眠障害について

今回の記事ではうつ病と過眠の関係性についてご紹介しました。

過眠症の場合は原因が複数考えられるもののうつ病の可能性も視野に入れ対応することが重要です。
 また不眠症の人もうつ病にあてはまるのでしょうか。

下の記事ではうつ病と睡眠障害について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。


うつ病が原因となって発生した睡眠障害のタイプと対処法


急な眠気の対処方法

みなさんは急な眠気に襲われた時、どのように対処しますか?
 過眠を放置しておくと、日常生活にも支障をきたす可能性もあります。

また過眠が重症化すると、うつ病などの精神疾患を併発する場合もあり、非常に危険です。
今回は、急な眠気が来た時の対処方法について4つご紹介していきます。

仮眠をとる

こちらが一番効果的な方法になります。
急な眠気が襲ってきて、時間に余裕がある場合は仮眠を取りましょう。

また眠気が起こる前に仮眠をしておくのも有効的です。 仮眠は頭をスッキリさせる効果があります。
仮眠の目安としては、30分程度を心がけましょう。

 30分以上の仮眠は、逆に体のリズムを壊してしまう可能性が高いので気を付けましょう。

冷たい水を顔や首にあてる

こちらが一番即効性がある対処方法になります。
こちらは、朝起きた際に顔を洗って目を覚ます行為と同じ要領です。

水温を低めに設定すれば、より交感神経が刺激されて体が活発になります。
ただ、出先で顔を洗うのは少し抵抗がありますよね。 そういった場合は、冷感スプレーや冷感シートなどでも代用は可能です。
コンビニやドラックストアでも販売されていますので、携帯しておくと良さそうです。

どうしても購入が難しい場合は、水で濡らしたタオルや冷えたペットボトルを首にあてて冷やす方法もあります。
状況に応じて、いろいろな方法を試してください。

水やお茶を飲む

水やお茶を飲む行為も、眠気を覚ます方法として知られています。
いつもより少し冷えた状態の水やお茶を飲みましょう。

人間の体は、冷えたものを体内に入れると腸が刺激されます。
その刺激が脳に届き、脳の動きが活発になって眠気が覚めるといった仕組みです。
常温や生温い水は、かえって眠気を促進してしまう可能性があります。

またお茶を飲む際は、緑茶を選ぶとさらに効果的です。
緑茶は他のお茶に比べて、カフェインが多く含まれています。
カフェインは脳を活性化する働きをしてくれます。

緑茶の中でより強い効果を求める場合は、玉露茶を選びましょう。
玉露茶のカフェインは、コーヒーよりも60mg多く含まれています。

眠気覚ましに、お茶を口にする際は、ぜひ玉露茶を試してください。

ストレッチをして血行を良くする

眠気が襲ってきた際は軽くストレッチを行いましょう。
人間は長時間同じ姿勢をしていると、筋肉が硬直し、血行不良になります。
血行不良が起こると、眠気につながるといった研究結果もあるそうです。

眠気を感じたら、ストレッチして体を動かし、交感神経に刺激を与えていきましょう。
交感神経に刺激を与えると血行改善にも繋がります。
色々なストレッチがありますが、一番簡単なストレッチは「背伸び」です。

立った状態で背伸びをすると、全身の血行改善が進みより交感神経に強い刺激を与えられます。
ストレッチは2、3時間位の間隔を目安に行いましょう。
また一つ一つの動作をじっくり丁寧に行うように意識しましょう。

この2点を意識して取り組めば、効果的に眠気を覚ませます。
背伸び以外にも、座ったまま行えるストレッチもいくつかあります。
ぜひインターネットやSNSで、自分に合ったストレッチを探してください。

眠くてやる気が出ないと悩む方はうつ病の可能性を疑い受診しましょう

 

いかがでしたでしょうか。

この記事を読むことで、過眠症になってしまう原因となる主な疾患について理解を深めていただけたのではないでしょうか。

過眠は、うつ病をはじめとするさまざまな疾患により引き起こされます。

放置せずに、早期に相談するようにしましょう。

 

YSこころのクリニックでは、うつ病で苦しい思いをされている方に対して独自のメソッドで治療を提供しています。

過眠はうつ病の可能性もあるため、眠くてやる気が出ないと悩む方はまずご相談いただけたら幸いです。

最新のうつ病治療なら東京江東区・門前仲町の心療内科 YSこころのクリニック
ぜひチェックしてください。

■オンラインで簡単ご予約を希望の方はこちら
■うつ病の簡易テストはこちら

「あなたのお悩みをまずはご相談ください」
  • ご予約・ご相談はこちら

    03-6458-8804

  • お問合せはこちら
  • 基礎講座について




最新のうつ病治療なら東京駅前・日本橋の心療内科 YSこころのクリニック